事故現場の花束

通勤途中に死亡交通事故の現場がある、丁度通勤時に事故処理中だった。その日の帰りには花束が置いてあった。その花束は一ヶ月近く経った今もある。花束を包むセロハンと花の根元に巻いてあるアルミホイルと枯れた、枯れたというよりセロハンに包まれてベロベロに腐った花束が。友人なのか親類なのか分からないが、知人が死んだ場所に花束を供えて冥福を祈りに来る気持ちは分かる。分かるけど、そんなある意味神聖視している所にいつまでも腐って汚れた物を放置しておいて良いのだろうか?本当に死んだ人の為に行った事なのか?ただ、花束を持って拝んでいる自分を良い事してるなあって酔っているだけじゃないのか?自分に酔ってるんじゃないのなら花束を供えて線香をあげて祈ったらちゃんと片付けて帰るべきなんじゃないのか?もし花束を置いて行くのならせめてセロハンとアルミホイルをはずして花だけを置いて行け、セロハンの中でベロベロに腐った花をさらさなくてすむはずだから。